生まれた時から流行を先取りするのが好きな私は、ニセコで流行し始めた風邪をこじらし一週間ばかり通院と寝込む生活をしられている。連休訪れる別荘の庭仕事と紅葉登山のガイドで体が疲れたのが原因なんだろう。熱でもうろうとして咳き込む夜は犬達の看病が嬉しい。しかし冬が近づくと特定の誰かを待っている気分になる自分が存在する。熱のせいか疲れのせいか無性に感傷的である。高熱の頭の中はニセコの冬の浮遊感覚に良く似ていると思うのだが?
毎日リセットされる風景が冬の楽しみ、汚されても翌朝には何も無かったような白の世界。